米国申告書作成者番号(Preparer Tax Identification Number)とは、米国で報酬を得て申告書を作成する者に要求される番号であり、すべての米国税理士(Enrolled agents)はこの番号を取得する必要があります。
米国申告書作成者番号を取得するにあたっては、以下の情報が必要になります。
・社会保障番号(Social Security Number)
・個人情報(名前、メールアドレス、誕生日)
・勤務先情報(名称、メールアドレス、電話番号)
・前年の所得税申告書(名前、住所、申告ステイタス)
・犯罪歴(あれば)
・所得税や法人税の滞納(あれば)
・適用される米国専門家情報(登録番号や所属、有効期間を含む公認会計士、弁護士、税理士、登録退職年金プラン、登録保険数理士、登録受入代理人、州ライセンスの情報)
また、米国で報酬を得て申告書を作成する者は、翌年申告書を作成する前に米国申告書作成者番号を更新する必要があり、米国税理士も同様です。更新に際しては、米国内国歳入庁(Internal Revenue Service)からメール通知がされますので、オンラインにより手続きを行うことが可能です。更新手続きは以下の3つのステップがあります。
1.アカウントにアクセスする
既に登録済みのアカウントにアクセスします。
2.登録情報を更新する
・個人情報(名前、メールアドレス)
・勤務先情報(名称、メールアドレス)
・犯罪歴(あれば)
・所得税や法人税の滞納(あれば)
・適用される米国専門家情報(登録番号や所属、有効期間を含む公認会計士、弁護士、税理士、登録退職年金プラン、登録保険数理士、登録受入代理人、州ライセンスの情報)
3.米国申告書作成者番号の更新確定
これまでの内容に間違いがなければオンラインで更新の確定を行います。更新が確定されればその確定が通知されます。
このように米国申告書作成者番号をオンラインで更新する場合には通常15分もあれば完了し、更新料は無料です。更新は紙によることも可能ですが、Form W-12を提出する必要があり、更新には4~6週間かかります。